Thursday, January 3, 2013

基本的なDJシステム



基本的なDJシステム

DJをするために最低限必要な機材は、ターンテーブル×2台、DJミキサー、カートリッジ×2個、ヘッドホン、スリップマット、出力ケーブルです。ジャンルによっても多少使用する機材は変わってきますが、「音楽をノンストップでかけ続ける・・・」という基本的な部分は変わらないので、最低限これだけの機材があればDJは出来ます!
ターンテーブル

ターンテーブル

ターンテーブルはレコードを再生するための機械です。
「レコードを乗せる→針を落とす→スタートボタンを押す」 これが基本動作。 一般的な直径30センチほどの12インチレコード以外にも、レゲエやレアFUNKでもお馴染みの7インチ(ドーナツ盤)の再生も可能です。ターンテーブルを選ぶ基準は、安定した動作が得られるダイレクトドライブ仕様でモーターのパワー(トルク)が強くピッチ調整が出来る機種。DJで使用される代表的なターンテーブルでは、TECHNICSのSL1200シリーズやVESTAXのPDXシリーズ、NUMARKのTTシリーズがあげられます。
DJミキサー

DJミキサー

DJミキサーはその名の通り「音を混ぜる」機械です。ターンテーブルからの信号を取り込んで音量や音質を調整し、フェーダーと呼ばれるスライド式のスイッチでターンテーブルからの音をミックスします。
ミックスされた音はアンプやコンプ等の機器へ送りスピーカーから再生します。ターンテーブル2台だけであれば2チャンネルのDJミキサーで十分!CDやその他の機材を接続する場合は、3チャンネル以上のモデルがおすすめです。

カートリッジ

カートリッジはターンテーブルに取り付けてレコードの溝から音を拾う、小さくながらもとても重要な役目をもつアイテムです。カートリッジは大きく分けて2つの種類に分けられ、「ヘッドシェル取り付けタイプ」と、「ヘッドシェル一体型タイプ」があります。
ヘッドシェル取り付けタイプカートリッジ

ヘッドシェル取り付けタイプ

ヘッドシェル取り付けタイプは写真のモデルの様に、ネジを用いてヘッドシェルと呼ばれるカートリッジを固定するためのベースに固定して使用します。
ヘッドシェル一体型タイプカートリッジ

ヘッドシェル一体型タイプ

ヘッドシェル一体型タイプは、その名の通りカートリッジ部分とヘッドシェル部分が一体型になっており、ヘッドシェルが無いためヘッドシェルへの配線や調整を必要とせず、購入後直ぐにターンテーブルへ取り付けることができます。DJ用のカートリッジは一般的なリスニング用のカートリッジに比べて耐久性が高く、出力が大きいのでガッツのある音が特徴的です。
ヘッドホン

ヘッドホン

ヘッドホンはモニター(次の曲をかけるための準備)をするために必要不可欠です。安価なヘッドホンでも使用可能ですが、少々高くても耐久性が高く、イヤカップが大きくモニターし易いDJ用のヘッドホンの使用をオススメします。クラブ等での使用では爆音下でのモニタリングになるので、普通のヘッドホンでは音が何も聞こえないですよ!!ここはケチらないで良いヘッドホンを選びましょう。
スリップマット

スリップマット

ターンテーブルとレコードの間に挟まってるので、日が当たらない陰の薄い存在ですがレコードを滑らすとても大切な存在!これが無いとDJできません。薄くて硬質なものはスクラッチ向け。ある程度厚みがあり柔らかいものはハウリングにも強くクラブ等の大音圧下での使用に向いています。DJ用のターンテーブルの殆どに付属していますが、巷では様々な絵柄のものが販売されているので好みのものを選んでくださいね!
ケーブル

ケーブル

ターンテーブルからDJミキサーへ繋ぐケーブルはターンテーブルを購入時に付属していますが、DJミキサーからアンプやコンポへ出力する際ケーブルは別途必要になります。通常、ビデオとテレビを繋ぐ際に用いる、赤/白のステレオピンケーブルでの接続が一般的です。ただし、ミキサーの出力端子、アンプの入力端子によっても異なってくるので、分からなければ購入時にお店のスタッフに確認しましょう!